2017.06.15

栄養クリニック健康フェスティバル開催報告
平成29年6月10日(土)、本学栄養クリニックにて、健康フェスティバルが行われました。これは、地域住民の健康寿命延伸を目指すことを目的とした体験学習イベントで、今回のテーマは「いつまでもあると思うな若さと筋肉―今日から始めるサルコペニア予防―」です。
〈イベント内容〉
・健康度測定コーナー
(身長・体重・体脂肪・血圧・骨密度・血糖・歯周病・運動機能チェック)
・医師、管理栄養士による健康相談コーナー
・サルコペニアについて学ぼう!クイズラリー
・JA福岡市の農産物直売コーナー
・企業展示・販売コーナー
・ランチョンセミナー★脱サル弁当付★
1)「サルコペニアとは?」栄養科学部 河手久弥 教授
2)「食事からの予防」栄養科学部 大部正代 教授
3)「運動からの予防」栄養科学部 熊原秀晃 准教授
主 食:玄米入りごはん 主 菜:豚もろこし コールスロー付き 副 菜:いかの中華炒め 副々菜:グリル野菜のバルサミコマリネ 汁 :もずくのかき玉汁 |
今回のテーマである「サルコペニア」とは、加齢に伴う筋力低下および筋肉量の減少を特徴とする症候群のことで、ふらつきや転倒、介護のリスクが高まり、最悪の場合死に至る恐ろしい症状です。対策としては、良質なたんぱく質の摂取、十分なカロリーをとり、適正体重を保つこと、ビタミンDの摂取、適度な日光浴、口腔機能・歯の機能の向上などが挙げられます。
イベントには約140名(昨年比1.5倍増)の方が参加され、健康相談や測定、セミナーの受講によって、健康をみつめなおす良いきっかけとなったようです。そして、本フェスティバルの運営には栄養科学部学生(2~4年生)がボランティアとして参加しており、お弁当の調理や会場運営、地域の方々との交流など、学生にとっても管理栄養士を目指すうえで貴重な経験となったようです。
レポート 流通科学部3年 林 克樹(広報アシスタント)
